自分の身の丈

梅田 みつよ

梅田みつよです!

誰でもできる事とそうでない事

私は、どこにでもいる人間です

そんな私が、時を経て政治家になりました

最初から政治信念はずっと変わらない

「声なき声に耳を傾けること」です

これは、医療現場や介護現場の叩き上げだから

気が付いたら、そういう力が積み上がっていました

そう、これが自分の強みです

誰でもできることは、誰でもできます。勿論、自分でやっても良いということ

でも、生きていたら‥

誰でもできないこともある

ということを社会の中で知りました

これが「自分の身の丈」と諦めなきゃいけないのかどうか?

誰かにやってもらいたいことを自分がしたらいい

そして、自分の力でやれないことも沢山あり落ち込みました

じゃあこの思いを誰かに託したいと思ったその時、伝えたいことの半分も伝わりませんでした

自分の経験と感性は、他人には分からないのが当たり前

伝え不器用なのでうまく伝えることができませんでした

そこで思ったのです

だったら、その当事者に自分がなればいいじゃん!

そうして、その思いを伝えながら

皆様のお陰で政治家になりました

政治家になる意味

ある土砂降りの大雨の日でした

車いすの障がいを持った人が、外出先でトイレに行こうとしました

介護人は、その土砂降りの中で車いすをおろし、本人を車いすに乗せて障がい者用トイレを利用しました

確かに用は済ますことができかもしれません

ここで、この記事を読んでいる皆さんなら、想像力で、どんな状況になっていたか分かると思います

そうなんです

そこには屋根がなかったんです

私が普通の介護職員だったら…

この話を誰かに伝えに行けたでしょうか

行けなかったと思います

きっと屋根のない駐車場を眺めて、あーぁ…って思うだけだったと思います

しかし、私はこの話を聞いた時、政治家になっていました

まず、障がいの人が車からおりるのは簡単ではないことを伝えました

雨の日の動作のしにくさや、障がい者用のトイレは設置してあればいいのではないこと

利用者が少しでも快適であることが大切なことや、この町に来る人が、施設を利用して、人に優しい街だなと感じていただけること

そして、いつ自分が当事者になるか分からないこと、などを心込めて話しました

小さい事が実るとき

トイレの正面に身障専用駐車場と専用カーポートが設置されました

3年かかりました

でも実りましたよ!

その駐車場を見てジーンてして「ありがとうございました」って泣きました

いつか、その人に使ってほしかったけど、残念ながらその人はもういなくて…

いつか…、その誰かに使ってほしいなって

あるいは、自分が使う立場になるかもしれませんね

これは、支援してくださった皆様の力で出来上がったものです

私を選んでくださったから、この声が届けられたのです

今日は9月21日。我が家も稲刈りの時期を迎えましたので、「稲穂」をお届けします

気候のせいで少しいもち病が発生してしまったのと、台風の影響で倒れてしまってるとこもあり収穫は大変ですが、いいお米になっていますように

毎日美味しいお米が食べられるって嬉しいですね

ではまた~!

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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