公園での赤ちゃん置き去り事件から思うこと

神尾 てるあき

9月5日の朝、東京都江戸川区春江町の公園トイレで、生後1ヶ月未満とみられる赤ちゃんが置き去りにされている状態で見つかりました。

私の自宅からすぐ近くの公園です。

朝から警察車両が多く通過するなと思っていたら、この事件でした。

赤ちゃんの命に別条はないとのことで、その点は安心しました。

いち早く発見し、通報してくださったご近所さんにも感謝です。

その後、母親とみられる女性が分かり、保護責任者遺棄の疑いで警視庁が逮捕しました。

もちろん、生まれたばかりの子どもを放置するようなことをしてはいけませんが、考えるべきなのは、なぜそのような状況を作ってしまったのかという点です。

この母親だけが悪いという単純な事例ではないと思います。

周囲に相談できる人がいなかったのか。

地域や行政で異変に気付いてあげることができなかったのか。

子育てだけでなく、我々が携わっている介護現場でも悩んでいるケースを多く聞きます。

私も地域で活動する介護職議員として、まだまだ見えていない課題が多くあるのだと認識しました。

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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