公園での赤ちゃん置き去り事件から思うこと
神尾 てるあき
9月5日の朝、東京都江戸川区春江町の公園トイレで、生後1ヶ月未満とみられる赤ちゃんが置き去りにされている状態で見つかりました。
私の自宅からすぐ近くの公園です。
朝から警察車両が多く通過するなと思っていたら、この事件でした。
赤ちゃんの命に別条はないとのことで、その点は安心しました。
いち早く発見し、通報してくださったご近所さんにも感謝です。
その後、母親とみられる女性が分かり、保護責任者遺棄の疑いで警視庁が逮捕しました。
もちろん、生まれたばかりの子どもを放置するようなことをしてはいけませんが、考えるべきなのは、なぜそのような状況を作ってしまったのかという点です。
この母親だけが悪いという単純な事例ではないと思います。
周囲に相談できる人がいなかったのか。
地域や行政で異変に気付いてあげることができなかったのか。
子育てだけでなく、我々が携わっている介護現場でも悩んでいるケースを多く聞きます。
私も地域で活動する介護職議員として、まだまだ見えていない課題が多くあるのだと認識しました。
議員になる前から障がい者を支援する事業所に勤務し、デイサービスの指導員やホームヘルパーとして身体介護や移動支援に従事しています。
当選後も支援の現場に入ることを続けている現役のホームヘルパー議員です。
実際の介護現場での課題や制度上の問題などを自分の体験として知っているため、議会での発言にも説得力が出てきます。
政党には所属をせず、無所属で活動をしています。
政党に所属していない少数派の声は、行政には届かないのではないかという懸念を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
議員が論理的に問題点を指摘して、建設的な提案をすれば、それに対して行政は誠実に対応してくれます。
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