選挙を戦う50の戦略を公開していきます

山口 だいすけ

2022年10月に自分の経験を棚卸する意味を込めて統一地方選挙直前にAmazonで出版しました。
あれから1年。
統一地方選挙で当選させていただき、現在3期目の市議会議員として働いています。

これから新しい方が挑戦する時に少しでも支えになればいいなと思い、出版1年目を契機に、内容を毎週日曜日にぼくのブログで紹介することにしました。

選挙ノウハウではなく、当事者が素直に感じたマインドを中心に掲載しています。
皆様のお役に立てれば幸いです。

著者 山口だいすけ

はじめに

はじめまして、山口だいすけです。これまで2回の選挙を戦ってきた現役の市議会議員です。現在「志☆選挙プランナー」という肩書で、選挙に関するセミナーや、セッション、実際の選挙支援に関わっています。2021年には、セミナー講師の甲子園とも言われる大会に、本書でも紹介したノウハウを取り上げたセミナーで挑戦し、グランプリ大会にも出場しました。現在も議員の仕事とあわせ、思いを持った人に政治の場に参加してもらい、社会やまちを変える取り組みをしてほしいと考え支援活動を続けています。

さてこんな私ですが昔から選挙に詳しかったわけではありません。介護職(ケアマネジャー)として働いていましたが、業界の未来に不安しかありませんでした。選挙のたびに政治家は福祉とは叫ぶけど、本当の現場の姿をだれも知らない。このままでは福祉が守られない。もうこうなったら自分がやろう。そんな思いに駆られて、自治会や政党、支持団体といった推薦もない、親戚家族に議員経験者もいないなかで立候補を決意しました。決意したのは選挙が始まる4ヶ月前のこと。選挙を教えてもらえる人もなく、気がついたら選挙戦に突入。幸いにも多くの方のご支持を得て、初当選を果たすことが出来ましたが、これでは次の選挙は厳しいと考え、当選後知人の選挙を手伝いながら、選挙とはどうやっていくものかを学んでいきました。

与えることで吸収できる

選挙コンサルは数多く存在します。しかし現役の政治家が純粋に選挙に対する考え方や取り組み方をまとめたものはどこにもありませんでした。当たり前です。自分だけのとっておきのノウハウを誰も公開したくないからです。もし同じ選挙区の候補者がそんなノウハウを手にしたら自分が不利になりますしね。だがそれだと仲間は育っていきません。ノウハウは公開していくことでまた新たな発見がある。基本に立ち返り、自分の経験から作り上げたノウハウを思いを持ってチャレンジする人に伝えたいと思うようになりました。

マンガフィールドとの出会い

 どうやって多くの人に伝えようかと思った時、マンガフィールドというサービスに出会いました。提供されたテンプレートに好きなセリフを書き込んでいくだけで簡単に4コマまんがが作れる。この出会いが本書を書く最大の後押しになりました。

戦い抜くためのノウハウを

この本は勝つための方法は書いていません。厳しい現実ですが、勝つためには、1人でも多くの人に出会い、信じてもらい、投票用紙に名前を書いてもらう。これしかないんです。ただ本書ではその活動の中で直面する出来事に対し、どう考え、戦い抜いていくか。経験したものにしか書けないマインドとノウハウを掲載しました。

本書が選挙を戦うみなさんにとって、伴走してくれる仲間のような存在になることを期待しています。

毎週日曜日に更新していきます。
立候補を考えている、誰かの当選を応援している人にとって、何かの役に立てば幸いです。


自分の経験を棚卸する意味を込めて統一地方選挙直前の2022年10月にAmazonで出版しました。
選挙ノウハウというより、候補者本人のマインドを中心に当事者目線で執筆しました。

ペーパーバック(紙媒体の書籍)、電子書籍で販売中です。
Kindle Unlimited(読み放題)にも対応していますので、すぐ読んでみたい方はこちらもぜひご利用ください。

本の目次はこのようになっています↓

はじめに

第1章 候補者としての考え方

01 選挙をビジネスに置き換える
02 準備が9割、本番1割
03 リーダーになる覚悟を決める
04 最大の恩返しは当選
05 志を届けるために

現役政治家の選挙あるある① たすきは安全ピンでとめない

第2章 選挙の準備

06 色の選び方
07 ワン・イシューをつらぬく
08 プロフィールの書き方
09 選挙に必要な備品
10 名刺には余白を残す
11 広報紙に書く言葉
12 挨拶まわりのポイント
13 街頭演説の話し方
14 政策より経験を語れ
15 一度は読もう、公職選挙法
16 のぼりに書いてはいけない言葉
17 選挙運動費用に補助金が出ない
18 活動前に政治団体を作る
19 選挙管理委員会と友だちになる
20 そのアイテム売り切れです
21 グーグルマップに事務所を登録
22 ホームページのタイトルに書く言葉
23 名簿の集め方
24 ゼンリン地図を使いこなせ
25 ポスター張りの必需品
26 事務所の看板、作る、作らない?
27 一人で頑張らない
28 アクセスを増やすために
29 事務所に掲示しておく張り紙30 選挙を忘れられる場所を作る

現役政治家の選挙あるある② 選挙は走力で決まる

第3章 選挙期間

31 訪問者の把握に困らないために
32 ウグイス嬢を頼まれた
33 違反にならないお金の支払い方
34 自転車に乗ろう
35 選挙カーに乗せておくと便利なアイテム
36 選挙期間の献立表を作ろう
37 2種類の街頭演説を使い分けよう
38 作っておこう、選挙カーの運行表
39 ルートの確認には運行ログが一番効率的
40 選挙カーの場所をリアルタイムで確認したい
41 ネット選挙の陰の主役
42 発信より拡散が大切
43 一度はみんなダウンする
44 選挙は祭りだ!
45 マイク納めは心の叫び

現役政治家の選挙あるある③ 選挙カーの後部座席から見る風景

第4章 投票・開票日

46 投票・開票日の準備
47 進まない開票

現役政治家の選挙あるある④ 事務所をにぎやかにする為書き

第5章 当選が決まって

48 投票日翌日に必ずすること
49 お礼の挨拶は選挙違反
50 毎日声に出す

おわりに

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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