訪問介護では、外国人ヘルパーは活躍できない  ➡ これは変えるべき!①

そえだ 勝

長めなので2回に分けます。

先日、私の古巣、セントケア神奈川の社長に会ってきました。社長は、私がいたころの上場前当時は課長であり、私の直属の上司でした。

さて、その際、「特定技能や技能で来日する外国人ヘルパーも訪問介護ができるようにしてほしい。そうでないと、介護の中でも特に人手不足の訪問系のサービスは今後、崩壊してしまう」との声を頂きました。

そうです。非常に人手不足の業界にもかかわらず、彼らは「施設介護はできても、訪問介護はできません(すべてできないわけでない(後述))」。下記はヘルパー時代の私です。不器用でへたくそでしたが💦

ちなみに、「介護」によって、来日する外国人には、4つの選択肢があります。

この4つですが、左記の二つ、EPAは受け入れ国が限られること、在留資格「介護」は元々一定の技量がある人材といえます。反対に、広く人材を獲得するには、右記の二つである、特定技能1号(技能水準・日本語レベルが一定程度はある)と、技能実習生(本国への技術移転)も重要になってきます。

いずれの4つも、日本の介護の国家資格である「介護福祉士」資格が取得できれば、家族が帯同でき、在留資格の更新制限もなくなります。つまり、ずっと働き続けられることになり、家族とも暮らせます。

そして、介護福祉士資格があれば、訪問介護ヘルパーとして、頑張ることもできます。しかし、逆に言うと、高度な日本語レベルが必要な「介護福祉士試験合格」なくして、訪問介護では活躍できません。②へ続く

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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