デイサービスと学校の複合施設を視察

京都市立御池中学校に行政視察
ここはなんと!?
近隣3小学校の6年生と中学校が同じ校舎で学ぶ
小中一貫教育がなされていた
加えて!!!
学校と同じ建物に
デイサービス
地域包括支援センター
保育園
商業施設(イタリアンレストラン)
が併設されている!!!!
これは実際に行ってみるしかないでしょう
9年生!?ってなに?

京都市でも中心部の地域に位置する御池中学校
この地域の社会課題として
少子化と市の中心部ということで
児童生徒数の減少があった
地域住民の要望から出来上がった学校
地域と繋がっている学校
教育委員会の取り組みも先進的で
視察に伺って度肝を抜かれた
「9年生」
そうなんです、小学6年生の次は中学1年ではなく7年生
だから9年生は中学3年生のことなんです

京都ならでは
地域のボランティアさんによる茶道教室ができる和室

屋上にあるプール
このほか体育館も同一建物に存在する
地域の方に向けて学校開放もされており
設計段階から導線をしっかりと計算
御池中学校は人気が保護者の人気も高く
「この学校に入れたい。」と
マンション購入時に校区の確認があるのだとか
土地のブランド力も学校の影響で上がっている
地域は学校運営に対して積極的に参加しており
例えば地域のお祭りのボランティア募集を
中学の下駄箱前の場所に掲示板があり
中学生にボランティア参加を募っている
併設しているデイサービスの利用者との交流
デイルームの大きな窓からは校庭が見えるので
児童生徒が部活動などをしている様子を利用者が見る
脳の活性化にもなる
児童がボランティア活動として
デイサービスを訪問して自然な交流が生まれる
核家族の子供が多い昨今
お年寄りの懐の深い愛情表現に触れると
自然と児童生徒の笑顔が見られるんだとか
多世代交流と地域交流が自然な形でできる施設運営
同一建物に複数の行政課が担当する施設が併設する
「どうやって管理しているの?」
現場で聞くと納得の回答を得られた

議員になる前から
高齢者と子供が「ゆるく」同じ空間で過ごせるのっていいな
と、考えていました
この「ゆるく」というのがいいのです
私自身おじいちゃんとおばあちゃんと同居をしていました
この経験がのちに高齢者福祉に携わりたいと思うようになったし
親から受ける愛情とは違う
おじいちゃんおばあちゃんが孫や若い人に向ける愛情は
とても懐が深いものだと思います
子供たちが「何かできた」から褒められるのではなく
「存在そのもの」「若いというだけで」
『あんたすごいね。偉いね。』と褒めてくれる
地域の高齢者が自然な形で子供たちや若い世代に
地域の伝統、風習、想いを伝えられること
複合施設という担当課を超えて
複合的に運営できる仕組みを実現したこと本当に素晴らしいと感じました
開校から20年経て、その時々の課題を解決している姿勢
古都京都には、先進的な取り組みに対する
ベンチャー的な精神の行政運営がありました