走れメロス!的な・・・

議員、居宅経営やりながら、現役ケアマネとして利用者さんを担当しています
・・・ついでに家庭の主婦もやってます。(少し)
なぜ今も現役ケアマネとして現場に携わるのかについて今日は書きます
介護の仕事はやりがい搾取ビジネスなのか?
「自分が頑張れば、この人の希望を叶えることができる!」
そう感じた時、人は自分の力以上の実力を発揮します
言い換えれば、自分自身のためだけでなく
人のために動く方が私は自分が「生きている。」喜びを感じます
世の中では「やりがい搾取ビジネス」なんて、嫌な言葉もありますが
福祉を生業とする人間は福祉の世界から出たがらないのは
福祉の仕事で得られる「やりがい」は
外の世界では得られないものだからだと思います

余命宣告をされて
残りの時間を家で過ごすことを決めた人が
「前田さんにケアマネお願いしたい。」
って言われたら、自分の寝る時間を削って
なるべく早くサービスが使えるように調整する
そんな時
「私、ケアマネの仕事を続けていてよかった。」って
心から思えるんですよね
私の平日日中のスケジュールはパンパンなので
日曜日、ご自宅へ行き聴き取りをして
夜中、誰もいない事務所で新規のケアプランを作る
気分は「走れメロス」です
自分の信じた正義を貫くため
親友のために走るメロス、走るれいこ
ケアマネジャーは人生最後の相談援助者
「ケアマネジャーは人生最後の相談援助者」
私、この言葉好きなんですよね。
利用者とケアマネジャーの出会いは宝くじみたいなもの
基本的に自分と合わなければ
ケアマネジャーを変更することは利用者の権利で自由です
しかし余命宣告された人にとっては
1分1秒が宝物の時間
ケアマネ変更なんてしている時間はない
その人の価値観
その人の人生
その人が望む暮らし方
限られた時間でそれを汲み取り
ケアプランを作り、サービス調整をする
こんな仕事、世の中にある?
こんなやりがいのある仕事、私は他に知らない
走れメロスの主人公は
殺戮を繰り返す王に意見をしたために処刑されることとなる
しかし妹の結婚式に出るため
親友を王の元に残し3日間の猶予をもらう
血へどを吐きながら走り続け夕刻にぎりぎり間に合う
最後に王は二人の友情に感激し
「自分も仲間に入れてくれ。」と言って物語は終わる
介護職がケアマネジャーが信念を持って議員になる
走れメロスのように
大切な人のために
大切な介護職の仲間のために走り続ける
いつか王=国の心も動かすはず
なぁんて思いながら
現役ケアマネジャーやりながら議員やってるんです。って話でした