カンブリア宮殿でCOGYが紹介されました!
8月25日(木)のカンブリア宮殿の放送で、足こぎ車いすCOGY(コギー)が紹介されました。
このCOGYは、東北大学の研究により生まれた、まったく新しいコンセプトの車いすです。
通常、人が歩行するときは、脳からの信号が脊髄を介して足を動かしています。
しかし、障がい等によって脳からの指令がうまく足に伝わらず、足が動かせない方もいらっしゃいます。
COGYは、そのような方でも自分の力でペダルが漕げる可能性のある車いすです。
COGYに乗った方の足が動くのは、脳からの指令ではなく、右足を動かし、左足を動かすという反射的な指令が脊髄の原始的歩行中枢から出ていると考えられています。
つまり、最初のひと漕ぎが僅かでもできれば、反射的な指令によって、もう片方の麻痺していた足も動くという身体の仕組みを利用しているのです。
新型コロナウイルス感染症に対する予防対応としての自粛が運動の機会を減少させ、運動不足や身体機能の低下につながるケースもあります。
COGYは、単に足が不自由な人の移動手段となるだけでなく、効率の良いリハビリにも最適です。
介護が必要な方、障がいを持っている方、難病を患っている方に対して、幅広く活用できるのではないかと考えています。
例えば、COGYとVRシステムを組み合わせれば、COGYを漕ぐことでモニターに映し出される景色が連動して、室内にいながら、あたかも自分が街を散歩しているかのような体験ができるのです。
映し出される映像を50年前の地域の風景にして、熟年の方々に懐かしさを感じてもらうこともできるのです。
このようなCOGYの可能性をより多くの皆様に知っていただきたいと私は考えています。
2020年6月の江戸川区議会定例会の本会議においても、COGYの推進について一般質問をしました。
COGYの製造している株式会社TESSの仙台本社にも行きましたし、実機を用いての試乗会も江戸川区で開催してきました。
ケアマネージャーをはじめ、介護業界に関わる全ての人にCOGYを選択肢の1つとして考えて欲しいのです。
議員になる前から障がい者を支援する事業所に勤務し、デイサービスの指導員やホームヘルパーとして身体介護や移動支援に従事しています。
当選後も支援の現場に入ることを続けている現役のホームヘルパー議員です。
実際の介護現場での課題や制度上の問題などを自分の体験として知っているため、議会での発言にも説得力が出てきます。
政党には所属をせず、無所属で活動をしています。
政党に所属していない少数派の声は、行政には届かないのではないかという懸念を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
議員が論理的に問題点を指摘して、建設的な提案をすれば、それに対して行政は誠実に対応してくれます。