衆議院選挙が公示。せっかくなので、今の介護にかかわる諸問題をまとめてみよう。

皆さんこんにちは。千葉県長生村議会議員の諸岡なつきです。
今日のテーマは介護と政治の問題点。2024年現在、介護と政治に関していくつかの重要な問題点を以下にざっくりまとめてみました。衆議院選挙が公示され、地方をはじめ日本全国で考えられる諸課題は、このような内容ではないかと思います。こうした内容を取り上げてくださる方が国会議員に増えてくださることが、日本の福祉制度を改善してより良いものへ繋げてくださる第一歩だと思います。
1. 高齢化の進展: 日本は急速に高齢化が進んでおり、介護を必要とする高齢者の数が増加しています。これに伴い、介護サービスの需要が高まり、供給が追いつかない状況が続いています。
2. 介護人材の不足: 介護業界では人手不足が深刻な問題となっています。低賃金や過酷な労働条件が原因で、介護職を選ぶ人が少なくなっており、質の高い介護サービスの提供が難しくなっています。
3. 介護保険制度の持続可能性: 介護保険制度は高齢者の介護を支える重要な仕組みですが、財政的な負担が増大しています。制度の持続可能性を確保するための改革が求められています。
4. 地域格差: 介護サービスの提供には地域差があり、都市部と地方でのサービスの質や量に大きな違いがあります。特に地方では、サービスが不足している場合が多く、住民の生活に影響を与えています。
5. テクノロジーの導入: AIやロボット技術の導入が進む一方で、これらの技術を介護現場に適切に活用するための教育やインフラが整っていないことが課題です。また、技術の導入に対する抵抗感も存在します。
6. 介護従事者の待遇改善: 介護職の賃金や労働条件の改善が求められていますが、政治的な意志や具体的な施策が不足していると感じる声も多いです。これにより、介護職の魅力が低下し、さらなる人材不足を招く恐れがあります。
7. 介護サービスの質の確保: 介護サービスの質を維持・向上させるためには、適切な評価基準や監査制度が必要です。しかし、現状ではサービスの質にばらつきがあり、利用者が安心してサービスを受けられる環境が整っていないことが問題です。
8. 家族介護者の支援: 多くの高齢者が家庭で介護されている現状がありますが、家族介護者への支援が不足しています。介護を担う家族の負担を軽減するための政策やサポートが求められています。
9. 介護と医療の連携: 介護と医療の連携が不十分な場合、利用者の健康管理やサービスの質に影響を及ぼすことがあります。医療機関と介護施設の連携を強化するための取り組みが必要です。
10. 政策の透明性と市民参加: 介護政策に関する決定過程が不透明であると、市民の信頼を損なう可能性があります。市民が政策形成に参加できる仕組みを整えることが重要です。
解決策の提案を考えたとき
-仮にこうした内容を課題をどう解決させるかに焦点を置くと、3つに絞って解決策を考える必要があります。
①人材育成と待遇改善: 介護職の魅力を高めるために、賃金の引き上げや労働条件の改善、教育・研修制度の充実が必要です。
②地域包括ケアシステムの推進: 地域ごとのニーズに応じた包括的な介護サービスを提供するために、地域包括ケアシステムの強化が求められます。
③テクノロジーの活用: AIやロボット技術を介護現場に導入するための支援や教育を行い、効率的な介護サービスの提供を目指すことが重要です。
このテーマを地域の内容に落とし込んで、課題を訴えたり、改善するための方法を考えていくのが1つの方法かと思っています。