介護業界へのきっかけをくれた人

神尾 てるあき

江戸川区議会議員の神尾てるあきです。

介護業界で働き12年になります。

私の事業所のお客様は、8割が知的障がい者です。

ブログのスタートですので、私が障がい者支援に興味を持ったきっかけについて、お話しします。

私は、静岡県田方郡土肥町(現在の伊豆市)で生まれ育ちました。

自宅の近くにダウン症の子ども達の養護施設がありました。

母がその施設の職員をしていたこともあり、私は幼い頃から、そこの子ども達と同級生のように一緒に遊んでいました。

お互いに名前も知っていましたし、勝手に施設を抜け出して、私の家に遊びに来る子もいました。

障がい者が地域にいて、みんなが笑顔で生活をしている。

それが普通の光景でした。

インクルーシブとか、ユニバーサルとか、わざわざ言葉にしなくても、自然にそれが醸成されている地域でした。

ところが、大学進学を期に上京した際に、自分がいた世界が世の中ではマイノリティなのだと痛感しました。

障がいがあろうとなかろうと、誰もが仲良く、楽しく暮らせる社会が来ることを多くの人が喜んでくれると思います。

それを自分の住んでいる街(東京都江戸川区)でも実現しようと思ったのが原点です。

事業所においても、すっかり古株になりましたが、今尚、支援の現場に入ることにワクワクします。

障がい当事者にとっては、私は議員ではなく、ただの人間です。

支援に入る人物の1人に過ぎません。

そこには、政治の世界のような駆け引きもありません。

人間の本来あるべき姿、自然体の人間関係があり、私には心地よいのです。

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
記事URLをコピーしました