ヤングケアラーと介護業界の連携

山口 だいすけ

令和5年7月10日に開催された第107回 社会保障審議会 介護保険部会において、基本指針の改正案が示されました。

やはり注目するのはヤングケアラーへの支援を強化する方針が初めて明記されたことです。

このヤングケアラーについてはすべての自治体で現在策定中の介護保険事業計画に盛り込むことが求められています。

いいことなんですが、介護業界に押しつけになると負担でしかありません。
だから市長に質問してきました。

疲弊している介護業界において、ヤングケアラーに関する情報の把握を求めると業界をさらに圧迫する可能性がある。この点を考慮し、どのような連携を考えているのか

こんな事も伝えてみました。

介護業界への負担についてご理解いただきありがたく思います。行政と事業所との関係は、制度の関係から対等なものではなく、お願いという表現を使った、行政が事業所に命令をするといった上下関係となっているのが全国の実態です。

そうならないように配慮していきますとの答弁をいただきました。

こんな一般質問が出来るのも介護職議員だからだと思います。

https://higashikagawa-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=699

右下のタイマーで「-1:28:10」から始まります。ぜひご視聴ください(^^)

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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