不足しすぎて笑うしかない(笑えない)

ひろた 幸治

エアコンを使用せず自宅で熱中症になって救急車で運ばれる高齢者のニュースが度々あります。施設に居ても夏の室温管理って難しいですよね。どうしたら良いのやらと思う事が度々あります。

さて、7月24日に第厚生労働省老健局の社会保障審議会介護給付費分科会(第220回)の資料で使用された資料に介護職員の男女比率などの沢山の数字が並びました。

各数字は以下の通りです。

介護職員の男女比率
 訪問介護員 女性77.7%
 介護職員(施設等) 女性68.4%

平均年齢
 訪問介護員 54.4歳
 サービス提供責任者 47.3歳
 (介護支援専門員 51.9歳)

有効求人倍率
 訪問介護員 15.53倍
 施設介護員 3.79倍

人手が不足している事業所
 訪問介護員 80.6%
 介護職員 64.4%

これを見て、第一印象は高齢者の生活を比較的年齢の高い人たちで支えているし、人手不足も深刻で、この状態だとすでにまともに介護保険制度は機能していないのではと感じました。

シルバー新報では「ヘルパー不足はもはや災害レベル?とも報じられています。

介護職員の待遇改善を図る事は当然として、でもそれだけでは解決しないとも感じます。

ではどうしたら良いか。それは正直案はありません。しかし、数字を知らずになんとなく、ではなくて数字を把握したうえでまずは危機意識を持つことが大切と考えています。

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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