人生の最後を楽しく考える

ひろた 幸治

先日、地元の催しでまちづくり出前講座がありました。

内容は「住み慣れた地域で最後まで生活するために」という事で市役所職員による地域包括ケアシステムの話でした。

それが30分くらいで、その後に初めて経験したのが・・・・すみません、どんな名前か忘れてしまいました。

自分が最期を迎える時にどんな事を望むのかという今の価値観を確認できる、カードを使ったゲーム?でした。

カードにはそれぞれ
・家族に負担がない
・尊厳が保たれる
・誰かの役に立つ
・痛みがない
・自分が望むケアが行われる
・親友が近くにいる

などの内容が書かれています。外国発祥のものなので日本人には馴染みがあまりない
・神と共にいる
・宗教家と会話ができる

などの内容もあります。

簡単に説明すると4人1組で35枚のカードを適当に5枚ずつ配ります。

残った15枚のカードの5枚を表向きにして内容が読めるようにします。

4人がそれぞれ手持ちのカードの中で最期を迎える時に「自分はこれはいらないかな」と思えるカードと、表向きにされたカードを入れ替える。これを3巡します。

終わったら自分が持っている5枚のカードの中から2枚優先順位が低い内容のカードを捨てる。

最後に手持ちの3枚のカードの中から1枚、自分が最期を迎える時に必要な事を選んで何故それを選んだかを他の3人に語る。

という流れです。

価値観ってその時その時で変わります。この日私が1番に選んだカードは「痛みが無い」でした。でも次に同じゲームをしたら結果は違うかもしれません。

でも、その時の自分の価値観を自身で確認できる事や、他人と語り合う事がしやすいこのゲームはとても面白いなと思いました。

なかなか自分が最期を迎えるその時に自分が何に重きをおいているかと考える事って多くの方は無いと思いますし、他者と語り合う事もありません。

それが容易に楽しくできるっていう事はとても良いと思いました。

ゲームの名前・・・やっぱり思い出せません。どうか色々と情報収集をする中で出会ったら一度取り組んでみるのは良いと思いますのでおすすめしておきます。

念のために言うとあくまでもゲームです。深刻に考えるものではなくその時の直感で行うものなので介護の現場で利用者さんとしてみるのも面白いかも知れないなと思います

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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