なぜ、介護職員が議員に?言われ続けた「なぜ?」

諸岡 なつき

最初はこう思っていました。

皆様初めまして。長生村議会議員の諸岡なつきと言います。

今私は34歳。議員1期目でちょうどこのブログを書いている時は2年目に突入している所です。元々地元に戻って仕事がしたいと思うようになって2018年に独立してから、居宅介護支援事業所の運営から始まり通所介護事業所をはじめて・・・そこから、なぜ地方選挙に出るという選択をしたのか?少し書こうと思います。

自分たちの声や思いを村政に伝えて欲しい。

自分が経営者になって、福祉課の窓口には本当にたくさん通いました。今もですが、地元の地域包括支援センター・福祉課の皆さんには本当に丁寧に対応して頂けていますし、そこには福祉を頑張っていきたいという協力関係もあります。

処遇改善や職員が集まらない現状・・・

若者は少なくなり、高齢化率は上がる。おまけに等級地はもちろん「その他」(=_=)

マンパワー不足がある中でも何とか出来る事をする。そんな状況。

今何とかしてほしい。その状況を伝えても予算があって協議があって、、、まどろっこしい。

そんな風に思っていた時期もありましたが、意見を聞いて下さる議員さんもいましたし、ただ専門職ではなくて、あくまでも又聞きだけの情報。それなら専門職が立ってみてもいいのではないかな?

そんな思いが強くなりました。

実際に出るとなったら

  • 議員になって何するの?
  • 会社どうするの?
  • ケアマネ辞めるの?
  • 若いから目立ちたいの?

それはそうでしょうね。今まではほとんど変わらない顔ぶれに、いきなり30近く年の若いのが立候補。担当のご利用者様や職員。家族。説明して出馬。

周りの方は若いから頑張りなさい。でも何をしたいの?

やっぱり処遇改善とか就職率とか活性化とか、その場のその時だけ説明しても上手く伝わらない。継続することが大事という事を再認識しました。

福祉の問題・課題(村の)に特化した議員が一人でもいてもいいのではないか?やはり身近な問題だからこそ、特化の議員が出ることで変わることもあるのではないか。

そこを強く伝えていくようになりました。

なりたい。こうしたいと思う事は自由。やってみたいと思う1歩目は、最初は半歩からでもいいと思います。きっかけになったり、話を聞いたり。なんでもいいんです。

1つ確かなのは

自分で疑問に思ったら、行動するクセをつける事。

なぜ?と言われたら、行動していればちゃんと説明ができるようになります。思いを伝えられるようになります。

私の場合は、それが出馬という形になったという事でしょうか。なぜと言われたら今もこう答えるかと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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