デイサービス利用中の社会参加活動について

前田 れいこ

〜「介護総合特区」岡山市を視察して得たこと〜



岡崎市議会議員 前田れいこです
前回のブログに続いて、岡山市の介護総合特区事業のことを書きます
今日はその中から「ハタラク」という高齢者活躍推進事業について





みなさんに質問です
「デイサービスのサービス提供中
利用者が有償ボランティアに参加した時
謝礼を受け取っても良い。」


YES or NO ?
http://hssk.gr.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/vol669.pdf


答えはYESなんですね
厚生労働省「介護保険最新情報669」


岡山市の「高齢者活躍推進事業」はこの通知をベースに運用している


岡山市の「高齢者活躍推進事業」は「ハタラク」という事業
これまでの枠組みでは、要介護になったら
お世話を受けるデイサービスしか選択肢がなかった


要介護になったら諦めていた社会参加活動を
介護職がその人に合わせてアレンジすることで
要介護者でも社会参加ができるようにする



デイサービス利用中の社会参加活動=有償ボランティア
この活動を岡山市は「ハタラク」と定義づけして
仕事を出す企業、団体⇆仕事が欲しいデイサービス
をマッチングしている事業、それが「ハタラク」






じゃあ、この仕組みを岡崎市でも導入できないかしら・・・
さっそく担当課に情報提供して相談
担当課さんも前のめりに聞いてくれる
「岡山でそんなこと出来ているですね。」




ここで自分が現役ケアマネジャーという強みが生きてくる
現場の声を拾いに数カ所のデイサービスを回りました



デイサービス側も「そんなことができると良いですね。」
「市がマッチングのバックアップしてくれたら、
そんな嬉しいことないです。」



「自立とは依存先を増やすこと」
依存先=選択肢=頼る先




利用者にとって頼る先が一つだけだと
その一つがなくなると、たちまち困ってしまう



しかし選択肢を複数持つことで自分の望む人生を送れる
いろんなデイサービスの可能性、選択肢があること
高齢者のみならず、介護をする家族の健康を守ることにもつながります


団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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