「逆・介護保険制度(川崎市名称:健幸福寿プロジェクト)」要介護度改善率が全国平均の約2倍を達成

そえだ 勝

「逆介護保険」とは、今の介護保険制度とは報酬の増え方を逆にしたものです。つまり、

今の介護保険制度は「事業者は高齢者の要介護度を悪化させると報酬が高くなる仕組み」。逆介護保険は、それを逆にして「介護事業者が高齢者の要介護度を改善させると報酬が高くなる仕組み」です。

川崎では、私が提唱するこの「逆介護保険」を導入した結果、そこに参加された方の要介護度改善率が全国平均の約2倍という成果を出しました(下記参照)。

この図表にあるように、第1期~4期の実績になりますが、同じ時期に全国平均で要介護度が改善した人は、第1期が9.9%、2期が8.8%、3期が8.7%、4期8.6%という結果でした。

それが川崎市の逆介護保険参加者の場合、1期が17.8%、2期が15.0%、3期が17.1%、第4期20.1%となっており、要介護度改善者は、全国平均の倍以上の結果を残しました。

今後はこれを日本全国に広めていくべく、がんばります!

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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