新座市子どもの放課後居場所づくり事業を視察

前田 れいこ

今回は埼玉県新座市へ視察に行ってきました


私も働きながら二人の子育てをした経験があります


経験からの実感として
子どもが1年から3年生のあいだは特に
安全な環境で放課後に過ごせる場所を確保したいもの



新座市の取り組みの特筆すべき点は
居場所を学校内に設けた。ということでした



わざわざ現地へ出向き調査をする利点は
現場の職員さんからの生の声を聞けるということ
公式な書類では読み取れない現場感が分かります




新座市の子どもの居場所づくり、二つの活動

  • ココフレンド事業
    (放課後居場所づくり事業)

【事業の経緯】
文部科学省・厚生労働省
「新・放課後子ども総合プラン」
平成24年度 新座市子どもの放課後居場所づくり事業立ち上げ 2校開校
令和5年現在 全17小学校での運営実施

【当時の課題】
土曜日の居場所
   +
放課後の居場所の提供の必要性

学童の大規模化・狭あい化

【実施場所】
校庭、体育館、図書館など学校と調整して使用

【実施日】
原則給食のある日  放課後〜午後5時
長期休業日  午前8時45分〜午後4時30分(弁当持参)

【対象児童】
1年生〜6年生 学童に入室している児童も参加可能

【登録料】
年間1000円

【活動内容】
放課後〜午後3時30分  学習の時間
午後3時30分〜午後4時45分 遊びの時間

ここで注目なのが組織図です
行政、教育委員会、PTA、地域が共に事業を行なっている


そしてこれは現場から聞いた話ですが
当時の教育長がこの事業を推し進めたんだとか


また、組織図のココフレンド実行委員会内の
「コーテディネーター」は教員のOBなので
学校と放課後事業の交渉がスムーズにいくのだそう

事業の成果としては

・放課後児童保育室夏入室者数の減少
・異学年交流、地域の方々との関わり、つながり
・児童の体験の場、居場所の一つになっている
・保護者及び児童の満足度の高さ


が挙げられており



課題としては

・学校の負担
・人材の確保
・活動教室の確保
・保護者の理解促進

なのだそうです







新座市という場所は・・・

あー、政治家って
カメラ向けられると
なんで、ガッツポーズ取っちゃうんだろ!?


視察中、市長が直々にお出ましくださり
ご挨拶と写真撮影まで!!!



新座市ゆかりの武将
松平信綱は徳川家にゆかりのある人物
(岡崎と新座市は昔からつながりがあるのだそうです)



また議長自ら視察中同席してくださいました
議長によると
新座市の女性議員の割合は46%!!!!
全国5番目の高い割合なのだとか




子ども施策もこのように働く親の目線がしっかりと生きている
これは女性議員の割合の高さが要因の一つかもしれませんね





視察で調査させていただいた内容は
しっかりと本市へ持ち帰り
より良い行政のために提言してきます




今回は介護のかの字も出てきませんでしたが
こんな活動もしてますよ。というお話でした


会員紹介
前田れいこ
前田れいこ
愛知県 岡崎市議会議員
現役ケアマネジャー議員+経営者+妻(夫はサラリーマン)+母(22歳娘と19歳息子)
女性はいろいろな顔を持って社会と繋がっています、子育てをしながら介護の仕事をしてきた私だからできる政治があると信じています。
私自身、ダブルケアの経験があります。子供が2歳と4歳のとき母の介護をした時の”絶望感”介護は突然真っ暗闇の中に取り残される感覚。母亡きあと介護の世界に飛び込み、ケアマネジャーになりました。
介護現場17年、介護職の待遇の低さを痛感し、政治から変えなければ介護職の待遇はよくならないと政治の道に入りました。

女性が動けば社会が変わる!
行動しなければなにも変わりません。
女性議員であるからこそできる政治があります。介護現場の声、働く女性の本音、同じ女性が一歩踏み出せる勇気が出る活動をしていきます。
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