ためになる介護福祉士の試験
ひろた 幸治
政治と介護を紡ぐ会
「逆介護保険」とは、今の介護保険制度とは報酬の増え方を逆にしたものです。つまり、今の介護保険制度は「事業者は高齢者の要介護度を悪化させると報酬が高くなる仕組み」。逆介護保険は、それを逆にして「介護事業者が高齢者の要介護度を改善させると報酬が高くなる仕組み」です。
先般は、逆介護保険への参加者の要介護度が2倍を達成ということをお話させて頂きました。
今回は参加事業者数とその事業者へのプラス効果についてです。
●参加事業所も延べて、参加事業所も延べで、4000事業者以上達成!
モデル事業時代は、参加事業所数は、わずかに16事業所しかありませんでした。それが今は累計で4,000事業所以上が参加されています。まさに隔世の感があります。
また、参加者数も、累計で2,500名以上に迫る勢いであり、多くの高齢者の方やご家族に理解を頂いており、有難い限りです。
●参加事業所の8割にプラスの影響
一人の利用者の要介護度改善に「チームケア」で臨むため、事業所同士の横の関係も深まったという声も聞きます。また、「利用者本位のサービスをより意識するようになった」という声を、特に多く頂くようになりました。
以上より、逆介護保険(市名称:健幸福寿プロジェクト)は、利用者の心身へのプラスの影響、事業所へのプラスの影響等、成果が出ましたので、2回にわたり、逆介護保険について、ご報告させて頂きました。
この政策は介護現場にいたからこそできた政策です。介護現場の皆さん、私達と一緒に、ぜひとも介護制度を変えていきましょう!!