柔軟な発想をダメにする役所の常識

三宅 よしや

大阪にも路面電車が未だに走っています
天王寺や日本橋手前付近~住吉大社~浜寺公園を結ぶ『阪堺電車』
チンチン電車と呼ばれています
子どもが小さいので1時間程度かかることから
短いお昼寝にもなり風情が好きなので年に数度使います

さて、この阪堺電車ですが一時期は経営存続が危ぶまれるまでいきました。
電車を丸ごと宴会場などとして貸し出すなど経営努力を続けていましたが、今は何とか存続できています。

数年前ですが、私の知人が阪堺電鉄沿いになるデイサービスの食事をいただいたり、リクリエーションとしての場として活用できないか、近所の散歩に活用できないかetc…
半年ほど大阪府と掛け合いました。
阪堺電鉄もOKをもらっていたのですが・・・
答えは『No』
理由は緊急時に救命体制が確保できない(救急車が駆けつければ残った職員で対応できるのか…)などなど
最終的には10項目ぐらいの指摘事項をクリアーできずに断念しました。

自己責任や自己決定が介護保険制度の縛りを超えることができていません。
こんなアイデアを面白い!ぜひチャレンジ!などを積極的に取り組めるようになればと思う今日この頃です。

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
記事URLをコピーしました