後援会長の香取久之氏について

神尾 てるあき

長年にわたり神尾てるあき後援会の会長を務めてくださっていた香取久之さんが、昨年12月26日にご逝去されました。

あっという間に1年が経ってしまいましたが、今でも心にポッカリ穴が空いたような感覚です。

香取さんは、ご自身が難病当事者として闘病しながら、常に明るく振る舞い、周囲の人を和ませてくれました。

つまらないダジャレで、みんなを凍りつかせるのが得意技でした!

その一方で、芯の強さも併せ持っていて、いつも不屈の精神で前向きに活動に邁進していました。

なぜ難病当事者の香取さんを後援会長にしたかという経緯は、共著「介護職よ、地方議員を目指せ!」の中にも書かせていただきました。

私がブレることなく掲げている「現場目線」がそこにあります。

それほど私にとって存在価値の大きい人物であったのです。

香取さんのおかげで出逢うことができた方々とのご縁は、今でも大切にしています。

そのご縁の中でも、特に大きく私に影響しているのが「NPO法人 希少難病ネットつながる」です。

もともと香取さんが設立したNPO法人ですが、香取さんがご逝去された後は、私が同法人の監事として就任して、その遺志を引き継いでいます。

この法人は、東京都初のNPO法人が運営するクリニック「つむぐクリニック」の母体です。

訪問診療を中心としてクリニックですが、私も時折、現場に同行することがあります。

それまで携わってきた訪問介護とは違った現場目線がそこにはありました。

訪問診療の現場にも携わるようになって、自分の介護職としての視野が更に広がったと実感しています。

このようなフィールドを用意してくださった香取さんには、感謝の想いでいっぱいです。

団体紹介
政治と介護を紡ぐ会
政治と介護を紡ぐ会
超党派でつくる介護の未来を変える政策集団
2021年10月30日に5人に現役介護職議員が集まり「介護職よ、地方議員を目指せ!」を発刊。
執筆の様子などが新聞で取り上げられ、全国から同じ経験を持つ議員が集まり現場の声を届ける組織づくりを目指すことになる。
翌2022年4月22日に東京で設立イベントを開催し「政治と介護を紡ぐ会」が発足する。
現在全国の現場の声を聞きつつ、政治家志望者の発掘支援を行う。
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